ノンフィクション
「サコちゃんパン屋奮戦記」

第1話『面接』



 「アルバイト募集のハリガミを見て来たのですが」
 ......? 突然、それも2日前にハリガミを外したのに、「なに考えてんねん、こいつ!?」そんなこと関係ないとばかりに「パンの仕事がしたいのです」、「ギャラは幾らでもいいんです」、「だめでしょうか?」
 うん!確かに熱意は感じるでも、なんやこいつ!

そうです、サコちゃんが来たのです。

 募集を見た、外したは別にして一見して丈夫そうだったので“まっ、ええか!!”ちょっとぐらい楽しても、と安易な考えで時間800円で採用しました。
 話は前後いたしますが、サコちゃんは、専門学校から病院事務、民芸品の販売と、それはそれはイロイロな仕事をしその結果「職人」になりたいと思ったらしい。「職人」やったら何でもエエんか?と思っていると、なんでも実家の前にパン屋さんがあったんがパン屋を選んだ理由らしい。 アァ〜なんと単純....?!?!

 とりあえず、「明朝6時に来て!白衣用意しとくし」...
 .... ほんまに来よるやろか........??????

期待と不安の夜を迎える。

[次や]




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